備長炭には水中の不純物を吸着する力があることはよく知られることですが、その他にも水に何らかの作用を及ぼすのではないかという素朴な疑問からこのアクア部が生まれました。これから水と備長炭の関係をテーマに色々なテストをしていこうと思っています😊
とりあえず手始めに備長炭を水中に沈めることから始めてみました。

当社がメインで扱う備長炭はラオス産の備長炭で、紀州備長炭に比べると比重が軽いのが特徴です。なぜ比重が軽いかというと、ラオス備長炭は炭になった状態でも原木の維管束が残っていて、その維管束が極小サイズの空気の層として炭の中に存在するからなんですね。要するにたくさんの空気を含んだ備長炭だということです。
この動画を見て分かるように、通常ラオス備長炭には多くの空気が含まれていて、水に浸けることでその空気が吐き出されていくんですね。ということは、吐き出した空気と同じ分量の水が備長炭の中に取り込まれたということになります。
もう一点この実験から分かることがあります。完全に水に沈んだラオス備長炭(三日ほど水中に放置したもの)を取り出して、これを電動ノコギリで切断してみると、なんと切断面も濡れているではありませんか!😳
ということは、備長炭の表面に開いた無数のミクロの穴は内部まで繋がっているということになりますね!
この内部までつながる無数の穴を持つ性質(多孔質性)が備長炭の最大の特徴だと思うんですよね😌
今回はラオス産備長炭の多孔質性について書いてみました。次回はその多孔質性を応用したテストを行なってみようと思います✨


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