【第一回】備長炭と水の実験

アクア部

前回は備長炭の多孔質な性質について書きました。今回はその備長炭を水にずっと浸けておくことで、水のpHがどう変化するかを観察する実験を始めてみました。

用意するものは、市販の60cm水槽を二つ、水道水、観賞魚用の砂利、底面フィルター、それと備長炭の粒炭です。備長炭の粒炭は燃料用として当社で販売しているものをハンマーで砕いたものです。

備長炭を3mm〜10mm程度の粒になるまで砕く

当社研究所の水道の蛇口から出てくる水をpHメーターで測定してみると7.2、ほぼ中性であることが確認できました。

中性の水道水を使用

二つの水槽に50リットル程度の水を入れ底面フィルターを設置します。

底面フィルター

アクアリウムや観賞魚水槽に炭を入れた場合に生体に悪影響を与えるかという点も気になることであり、この実験では近いうちにメダカの飼育も始めたいと思っています。

水道水でよく洗って投入
底砂にこの砂利を使用

底面フィルターにそれぞれの底砂を敷いて行きます。砂利は約4,000g、炭入りの砂利の方は砂利約4,000g +炭500gです。

左A 砂利のみ : 右B 砂利と備長炭

写真の通り、備長炭を入れた炭はたちまち炭の粉が水中に舞い真っ黒の水になってしまいました。経験上、このような細かい炭の粉も時間が経てば沈澱して少しずつ水は透明に近づくと予想できますので、今日のところはここまでとし、また数日経ってから様子を観察してみようと思います😅

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